3月2日は日本の各メーカーが『DAT』を発売した日『今日というミライグラフ』
今日もミライグラフを読んで頂きありがとうございます。マシュアです。
過去の今日あった出来事について、気になったことをご紹介しています。
3月2日 今日は何の日!?
日本で各メーカーが『DAT』を発売した日です。
1987年の3月2日に、日本の大手電気メーカのシャープ、パナソニック(旧 松下電器)、アイワが民生用にも使える音楽メディアの『DAT』を発売した日です。
『DAT』とは何でしょうか。
音楽や、メディア、情報、システム関係の仕事に関わる仕事をされている方ぐらいしか、最近では特に知らない人も多いと思います。
『DAT』とは、デジタル音声テープ(Digital Audio Tape)の略です。
簡単に言うと、これまた、最近では見なくなりましたが、カセットテープ(AAT (analog audio tape))が、アナログ録音再生メディアであるのに対して、デジタル録音再生メディアが、『DAT』です。
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何がすごい日だったの!?
『DAT』は、当初から、カセットテープに代わる次世代の、デジタルメディアとして、民生用(一般販売用)として目指していました。
当時、CDや、まだまだカセットテープが主流であったことや、民生用としては高音質スペック過ぎたこと、DATのレコーダーがプロ用でしかほとんどなかったことなどにより、民生用としてはあまり一般的にはあまり売れませんでした。
しかし、プロの現場や、高音質スペックを求めるマニアの間では爆発的に売れ、現場で多く使用されきました。
わかりにくいという方へ簡単に言うと、MDの1つ前の世代のデジタルメディアのことですね。
簡単に言いすぎて詳しいかたには怒られるかもしれませんが 笑
おそらく、MDが発売された当初の頃を知っている世代であればわかると思いますが、高音質でコンパクトで持ち運べる、かつ、録音再生が何度も可能というのは画期的なことでした。
それが、MDが出る前に、音質や大きさとしては、スペックが下がりますが、ほぼ実現は可能であった製品が『DAT』なんです。
今となっては当たり前のようなこととなってしまいましたが、当時は、そんな発想や需要を考えると難しかったのかもしれませんね。
そうなんです。
この3月2日は、当時の音楽業界の時代背景から規格の問題がありましたが、もしかしたらもっと『DAT』が売れて一般的になっていったかもしれない素晴らしい製品だったのです。
合わせて知りたいポイント
『DAT』は結局、CD・MDレコーダーの普及におされて、一番最後に、2005年の12月に民生用が、2015年に音楽用が生産販売終了となりました。
な、なんと、音楽用も2015年まで販売していたのには正直驚きました。
最後まで販売をされていたのは『SONY』さんです。さすが素晴らしいです。
実際、まだまだ古いけど高価な音楽用の機器が、たくさん日本のスタジオや設備にあったんでしょうね。
今日のミライポインツ!!
今となっては、MDもめっきり見なくなり、当時は発想もなかったですが、ダウンロード化や、MP3などの圧縮データ化や、メモリ化に変化してしまっています。
CDの販売も減少傾向にあり、ダウンロード化が進んでいます。
今後音楽はどんな変化をしていくのか気になります。
音楽好きの私としては、音楽はなくすことの出来ない文化の一つだと思いますので、次世代の音楽家・アーティストたちのためにも、本当にいい方向に進んで欲しいと願うばかりですね。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた〜!!
新しい1日をミライグラフで!!
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