風呂敷の和風な魅力 お洒落バッグやラッピングも簡単!?マナーや作法までご紹介 2月23日はふろしきの日『今日というミライグラフ365』
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目 次
2月23日 今日は何の日!?
2月23日は、ふろしきの日です。
日付の由来は、日本風呂敷連合会が、記念日登録の申請をした日であり、『つ(2月)つみ(23日)』の語呂合せから、京都ふろしき会が制定されました。
日本の伝統文化の一つである、『ふろしき』の日にちなんで、風呂敷についてのコラムです。
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風呂敷を使うときの作法や心得ってあるの!?
風呂敷と言えば、日本の伝統文化の一つであり、昔から使われ、現代では、物を包むだけでなく、鞄や袋代わりになるということで、世界的にも、『エコ』で『和』なおしゃれアイテムの一つとしても注目を浴びています。
そんな風呂敷ですが、日本人からすると、和テイストは好きでも、どうしても、マナーや心得のようなものがあるのでは!?と、考えてしまい気軽に手を出しにくい物のように考えてしまいがちです。
実はそんなことは、ありませんよ!?
本当に簡単な作法のことだけ覚えておけば大丈夫です。
そんな作法や心得をご紹介していきましょう。
手渡し方
風呂敷は、プレゼントなどのラッピングと違って、風呂敷ごと渡すことはないと思いますが、どう渡せば、良いのでしょうか!?
例えば、友達の家やお客さんの仕事場などに招かれたとしましょう。
菓子折りなどの品物を風呂敷に包んで持参した場合、和室の場合、出された座布団に座る前に、風呂敷を解いて、先にお渡しするのがマナーとされています。
『気を使って、大変そう』と考えてしまうかもしれませんが、その他の贈答品でも、先に渡すものなので、同様の流れです。
和室の場合は、座布団の横にまず正座で座ってから渡します。
流れをみてみましょう。
渡す時の流れ(洋室や椅子の場合)
- 挨拶して、風呂敷の結び目を解く
- 片方の手で、一つの結び目だけを解く
- 解くと風呂敷の二つの角が解かれ、小さく開く
- 結び目を解いて開いた手で、風呂敷から贈答品を抜き
- 風呂敷をサッと畳んで横に置く
- 贈答品に不備がないか、一度自分の方向に向かせる
- 確認してから90度ずつずらして回して相手に向ける
- 渡す
渡す時の流れ(お座敷・和室の場合)
- 挨拶して、座布団の横に座って、座布団と逆の方に、風呂敷を置き結び目を解く
- 片方の手抑え、もう片方の手で、一つの結び目だけを解く
- 解くと風呂敷の二つの角が解かれ、小さく開く
- 結び目を解いて開いた手で、風呂敷から贈答品を抜き去り前に置く
- 風呂敷をサッと畳んで横に置く
- 贈答品に不備がないか、一度自分の方向に向かせる
- 確認してから、90度ずつずらして回して相手に向ける
- 渡す
和室での流れはこの動画にもあるような形でお渡しします。
ちょっと、細か過ぎるというか、礼儀を重んじる場合に近いですが、綺麗な作法の場合はこういう方法ですね。
洋室で、椅子に座ってから、お渡しする際も、同じ流れでお渡ししましょう。
日本では、海外とは違って、贈答品をその場で確認するのは失礼という考えから、先に、こちらから開けて渡すというのが通例で、このような流れになっています。
また、昔は、生鮮食料なども渡すこともあったので、中身を見せて(何が入っているかを伝えて)渡すというのが当たり前だったんですね。
合わせて一般的な包み方の例の動画もご参考にしてください。
基本的な結び方ですが、これを応用すれば、手さげ鞄や、弁当箱袋にもなります。
慶事等の包み方・結び方の作法
基本的に、物を包み結んで持ち運んだりするものですが、あらたまった贈答用の包みには結び目は作らないものとされています。
例えば、結婚式などの場合は、結び目を作ってしまうと解かなくてはならなくなり、それは縁起が悪いとされているため注意が必要です。
風呂敷と違うと思われがちですが、祝儀袋などを包む『ふくさ』などが、代表的な例ですね。
なにかもっと大きな物を包む風呂敷の場合では、男性の場合はスーツ、女性の場合はドレスでの出席も多いので、風呂敷で何かギフトなどを持ち運びすることは少ないかもしれませんが、場合によってはそういうこともあるでしょう。
最近では、風呂敷も、スマートに和を着こなす場合や、ワンランク上の方なら、お洒落に持ち運んだりすることもあるので気をつけたいところです。
それでは、結び目を作らない包み方とは、どういう風に包むのでしょうか!?
結び目を作らない包み方を、『平包み』と言います。
これには、祝儀の際と、不祝儀の場合があるので注意しなければなりません。
祝儀の場合の平包みの方法
- 風呂敷の裏側を広げて中央にのし袋を置く
- 左側を折りたたむ
- のし袋の上側(向こう側)を折りたたむ
- のし袋の下側(手前側)を折りたたむ
- 右側を折りたたむ
- 最後に左側にはみ出した部分を内側に折って完成
お祝いですので、明るい色の物でも良いでしょうね。
次に不祝儀の場合は、祝儀とは包んで折っていく順番が、逆になりますので注意しましょう。
不祝儀の場合の平包みの方法
- 風呂敷の裏側を広げて中央にのし袋を置く
- 右側を折りたたむ
- のし袋の下側(向こう側)を折りたたむ
- のし袋の上側(手前側)を折りたたむ
- 左側を折りたたむ
動画で見るとわかりやすいかもしれませんが、順番がなによりも大切なので注意しましょうね。
風呂敷の色々な活用方法
今は、色々なデザインの風呂敷があります。
ラッピングや、包むだけでなく、結び方によっては、色々な活用方法がありますので、ご紹介していきましょう。
バッグとして使う方法
もうこれは風呂敷の概念を超えていて素晴らしいですね。
もっと気軽に汎用的になりそうです。
お酒や縦に長い物を結ぶ方法
これはよくお酒を包む場合などで、見かける方法ですね。
ちょっと難しいですが、出来ればかっこいいですよね。
同様に、ワインなどやプレゼントなどを包む場合です。
こちらの方が若干簡単で、しかも見た目も可愛いい結び方です。
プレゼントする場合にもかなり喜ばれるおしゃれな結び方ですね。
今日のミライポインツ!!︎
今日は、風呂敷についてのコラムでした。
風呂敷は結び方だけでも覚えていると、風呂敷があれば、何か包む際にもとても役に立ちます。
まさに先人の知恵の結晶ですよね。
買い物袋から、手さげバックまで、色々な活用方法があります。
色や柄によっては、衣服のマフラーやバンダナのような使い方も出来るかもしれません。
風呂敷の表現方法に、大風呂敷を広げる(計画や目標を大きく話すこと)、風呂敷をたたむ(計画や事業が収束させていくこと)という言葉があります。
これは、風呂敷がどちらも何かの計画や目標のたとえになっています。
そう考えると、これまで、ご紹介した通り、風呂敷というのは、『物事を進めるのにも、色々な活用方法がある』という意味合いで使われたのでしょうかね。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた
新しい1日をミライグラフで!!