『大文字の送り火』とは!?8月16日は五山送り火『今日というミライグラフ365』
今日もミライグラフを読んでいただきありがとうございます。
マシュアです。
通勤・通学や隙間時間に『サクッと5分で読める』過去や未来の今日あった出来事についてコラムでご紹介しています。
あなたの新しい何かの発見につながるかも!!
8月16日 今日は何の日!?
8月16日は、『五山送り火』が行われる日です。
五山送り火とは、毎年8月16日に京都府京都市左京区の如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火です。
『大文字の送り火』とも呼ばれます。
よく『大文字焼き』などと間違われることもありますが、京都では、『送り火』ですので勘違いしないようにしましょう。
燃やされる炎によって、『お精霊(しょらい)さん』と呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされる『お送り火』です。
葵祭・祇園祭・時代祭とともに京都四大行事の一つとされる、京の夜空を五つの山から照らす、名物行事・伝統行事です。
五つの山とは、
- 大文字山(如意ヶ嶽)
- 西山及び東山
- 船山
- 左大文字山
- 曼陀羅山
の五つの山のことで、大文字山(如意ヶ嶽)から、20時00分点火されて、5分おきに点火されていきます。
昔は、点火時間や間隔も点火の順なども違いましたが、現在は、観光業の観点からも上の決まった時間と順番となっています。
それでは、各五山の概要をご説明してきましょう!!
『大文字』大文字山(如意ヶ嶽)
まずは一番最初に点火される『大文字』大文字山(如意ヶ嶽)です。
- 所在地:京都市左京区浄土寺七廻り町
- 山:大文字山(だいもんじやま)。如意ヶ岳、如意ヶ嶽
- 点火時間:20時00分点火
- 火床:75か所
- 大きさ:一画80m(45間・19床)、二画160m(88間・29床)、三画120m(68間・27床)
昔から、この五山の送り火のメインとなる場所であり、昔は最後に点火されていたこともあるようです。
『松ヶ崎妙法』西山の『妙』
次に西山の『妙』
- 所在地:京都市左京区松ヶ崎西山
- 山:西山(万灯籠山)
- 点火時間:20時05分点火
- 火床:103か所か所
- 大きさ:最大100m弱
西山・東山の二山合わせて妙法山という。
『松ヶ崎妙法』の『法』
次に東山の『法』
- 所在地:京都市左京区松ヶ崎東山
- 山:東山(大黒天山)
- 点火時間:20時05分点火
- 火床:103か所
- 大きさ:最大100m弱
西山・東山の二山合わせて妙法山という。
『舟形万灯籠』の船山
船の形をした『舟形万灯籠』の船山です。
- 場所:京都市北区西賀茂船山(にしがもふねやま)
- 山:船山(ふなやま)または、万灯籠山・西賀茂山
- 点火時間:20時10分点火
- 火床:79か所
- 大きさ:縦約130m、横約200m
『左大文字』
左大文字
- 場所:京都市北区大北山鏡石町(おおきたやまかがみいしちょう)
- 所在地:京都市左京区松ヶ崎東山
- 山:大文字山(または大北山・左大文字山)
- 点火時間:20時15分点火
- 火床:53ヶ所
- 大きさ:一画48m、二画68m、三画59m
『左大文字』は、一斉に点火されるわけでなく、書き順(筆順)に合わせて、順序だてて徐々に点火されていくので違いがわかります。
一番最初の『大文字』は一斉に点火されます。
一度は行ってみたい 京都「絶景庭園」 (光文社知恵の森文庫)
『鳥居形松明』の鳥居
最後に、鳥居さんの形をした鳥居形松明です。
- 場所:京都市右京区嵯峨鳥居本一華表町(さが とりいもと いっかひょうちょう)
- 所在地:京都市左京区松ヶ崎東山
- 山:曼荼羅山(まんだらやま)・あるいは仙翁寺山(せんおうじやま)・万灯籠山
- 点火時間:20時20分点火
- 火床:108か所
- 大きさ:縦76m、横72m
と、以上が五山の送り火についてでした。
この五山の送り火は、歴史が古く、同様のものは、日本の全国でも『大文字』で山を照らすことはありますが、この京都の送り火が伝わっているものがあるようです。
それらは、最初にお話した、『大文字焼き』というのは、送り火という意味合いではなく、山を燃やして『観せる』ためのものや、新芽を出させるための山焼きという意味合いで使われており、京都の五山の送り火は、『大文字焼き』ではなく、『送り火』が正しく、他の地域で行われているものは、また別の意味合いとなるのでしょうね。
今日のミライポインツ!!︎
今日は、五山の送り火についてでした。
私は京都出身ではなく、兵庫の生まれのため、神戸から山の方に電飾で照らされるマークが好きでイメージとしても強く持っています。
この京都の送り火とは、またやっぱり感覚が違いますよね。
実際に、この京都の五山の送り火を観た時は、『うぁ〜!!綺麗!!』という雰囲気ではなく、やはり『送り火』だけあって、点火しても大きく騒ぐこともなく、なにか山に向かって思いをはせるかのように、眺めている感じでした。
子供の時に見たので、親に送り火だから騒がないようにと言われたこともあったと思いますが・・。
観光として、夏の楽しみに行くような感覚ではない場所ですが、もし見る機会があれば、見てみると感じるものはあると思いますよ。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた〜!!
新しい1日をミライグラフで!!