バイオ燃料は未来のガソリンになるのか!?デロリアンは生まれるのか!?10月21日はバック・トゥ・ザ・リサイクルの日『今日というミライグラフ365』
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目 次
10月21日 今日は何の日!?
10月21日は、バック・トゥ・ザ・リサイクルの日です。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、ごみを燃料にした車型のタイムマシーン『デロリアン』が到着する未来が2015年10月21日であることから、その10月21日を『ごみがごみでなくエネルギーに生まれ変わる日』として、日本環境設計株式会社が制定しました。
今日は、バック・トゥ・ザ・リサイクルの日にちなんで、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する『デロリアン』のような、未来の車について、そして、バイオ燃料についてのコラムです。
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バイオ燃料を使った車って作れるの!?︎
バイオ燃料とは、生物体であるバイオマスの持つエネルギーを利用して、作り出された、アルコール燃料・その他合成ガスのことです。
そのバイオ燃料は、すでに以前よりなくなるであろうと予測される、『石油のような枯渇性資源』を代替できる、なくなることはない『非枯渇性資源』として注目されています。
また、バイオ燃料は、ガソリンなどと違って、二酸化炭素(CO2)の総排出量が増えないのではいいか、と言われていることから、環境問題対策としても、主に、自動車や航空機を動かす石油燃料の代替物として注目されているんです!!
そして、この2015年のこの『バック・トゥ・ザ・リサイクル』の日に、第1回の記念日には古着をリサイクル技術によって糖化し、バイオエタノールに変えた燃料で映画仕様の『デロリアン』の走行イベントを映画会社のNBCユニバーサルと共同で開催されました。
そうなんです。
もう、バイオ燃料を使える自動車は作られているのです。
ご存知だったでしょうか!?
実際に、日本が世界に誇るトヨタ自動車がブラジルでもガソリンの代替えとして、バイオ燃料が使用可能な自動車を発売しています。
ただ、普及しないのは、バイオ燃料を使える自動車は、存在し作れても、バイオ燃料自体の供給や作り方にも課題や問題があります。
その問題のバイオ燃料について、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、生ゴミなどを入れて、ガソリンの代わりとしていましたが、今が考えられている、バイオ燃料とはどんなものなんでしょうか。
バイオ燃料の種類について見ていきましょう。
バイオ燃料の種類は!?
それでは、ガソリンに変わる、バイオ燃料の種類についてご紹介していきましょう。
バイオマスエタノール
トウモロコシやサトウキビと言った安い穀物を発酵・濾過してアルコール(エタノール)を作り出し、乗用車・小型トラック用のガソリンを代替できる燃料のことです。
これまでは、このバイオマスエタノールを作るには、穀物・廃糖蜜をアルコール発酵させて醸造する方法でした。
しかし、トウモロコシなどの原材料の高騰により、石油の代替えにまでいかないことから、他の方法が検討されました。
それが、次に出てくる第二世代のエタノールです。
第二世代セルロースエタノール
第二世代セルロースエタノールというもので、食料にならない廃材/乾燥地生育植物であるサボテン・牧草・藁・トウモロコシ茎・間伐材のセルロースを熱や真菌で分解してからコリノ菌・酵母で醸造するものです。
これは、特に生産方法の開発が急がれており、日本では、ホンダなども立ち上がっています。
このエタノールは、いわゆる、アルコールのことです。
アルコールは、燃料となり、過去に日本が、オイルショックで燃料が高騰し得られたかった時や、戦争の時には、ビール工場を燃料として開発を進めることを検討したこともあります。
また、現代では、 ブラジルが有名ですが、アメリカ合衆国でも、自動車燃料に10%のアルコール燃料を含んでいる燃料が標準となっている車も多いんですよ!!
結構、バックトゥーザフューチャーの世界に近づいてきているので、びっくりです。
未来の燃料と考えていたバイオ燃料は昔から既に考えられていたんですね。
軽油代替ディーゼルエンジン用燃料
次は、バス・大型トラック・建設機械・船舶・軍用車両用の軽油の代替燃料としては、バイオディーゼル燃料が考えられており、一般の動植物油脂をそのままメタノール処理または水素化分解して作られるものです。
他にも、航空機用ジェット、軍艦や戦車用ガスタービン、コジェネレーション用マイクロガスタービン用の燃料や、灯油や、ジェット燃料、軽油を代替するバイオ燃料なども、多くの開発がされています。
また、最近では、菌によるメタンガスによるバイオガスや、バイオ水素、日本では、豆腐を作る際などにできる『おから』を原料にしたものや、藻、おがくず、古い紙や牛糞など、色々なものからバイオ燃料が生み出されています。
ただ、一番の問題は、これらの燃料を作り出すのに、化石燃料と比べて、コストの比較問題が立ちはだかっているようです。
環境にはよくても、コスト面で代替えにならないということが大きく開発がまだまだ必要だとされています。
バイオ燃料を使える自動車も、バイオ燃料も実際にはあるものの結局、使える状態でないということですね。
要は、あの映画のタイムスリップ以外の自動車の形としては、一応追いついているということですね。
これからが、結構楽しみですね!!
今日のミライポインツ!!︎
今日は、バイオ燃料についてでした。
日本は、食料自給率も資源も乏しい国です。
その中でこういう開発が成功すれば、世界にも大きくリード出来る形になるのではないでしょうか。
車は結局のところ日本の産業においての一番のカナメの部分です。
ミライがよくなることを願うばかりですね。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた〜!!
新しい1日をミライグラフで!!