世界最シリーズ本数を誇る映画『寅さん』を紐解く!!8月27日は男はつらいよの日『今日というミライグラフ365』
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目 次
8月27日 今日は何の日!?
8月27日は、男はつらいよの日です。
由来は、1969年8月27日に『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開されたことからです。
『男はつらいよ』(おとこはつらいよ)は、渥美清主演、山田洋次原作・監督(一部を除く)のテレビドラマおよび映画シリーズです。
『寅さん』の愛称で、親しまれているテキ屋家業で、全国を渡り歩き、実家の柴又に帰ってきては、『マドンナ』となる恋愛模様や、騒動をおこすという人情溢れる映画シリーズですね。
毎回、全国各地の風景や、最終的には、寅さんが失恋する、または、なぜかあきらめてまた、旅に出るというパターンがお決まりですが、非常に楽しく心温まります。
何がすごいところなの!?︎
松竹映画のドル箱シリーズ
松竹映画の大ヒットシリーズであり、長年愛されました。
その記録としては、
- 配給収入:464億3000万円
- 観客動員数:7957万3000人を記録
- ビデオソフト:1996年7月末までにセル用とレンタル用の合計で85万本が流通
ギネス記録
なんと、『男はつらいよ』は、『世界最長の映画シリーズ(作品数)』(〜第48作品)として、国際版のギネスブックにも載っています。
ちなみに、年数では『007』シリーズの方が長く作られています。
合わせて知りたいポインツ!!︎
『男はつらいよ』は当初ドラマシリーズだった!?
1968年〜1969年に、フジテレビが制作・放送したテレビドラマが最初のはじまりです。
実は、映画が始まりではないんですね〜!!
『男はつらいよ』は当初の企画はヤクザ映画だった!?
実は、『男はつらいよ』は、ヤクザ映画のパロディーを作ろうとして、企画されたのが始まりです。
その企画から発展したのが、山田監督による『幸福の黄色いハンカチ』『遥かなる山の呼び声』です。
こちらの作品には、渥美清、倍賞千恵子の二人とも共演しており、『男はつらいよ』シリーズ作品の物語としてのつながりはありませんが、山田監督が構想していたのがわかるような感覚を受ける作品です。
山田監督作品が好きな方にはオススメな作品で、パロディーではないですが、昔の人情や風情など感じられる素晴らしい作品んです。
『男はつらいよ』のドラマシリーズでは帝釈天は出てこない!?
実は、映画シリーズの内容では、、葛飾柴又の帝釈天周辺が舞台ですが、ドラマシリーズでは出てくることはありませんでした。
というより、ドラマシリーズだったこともあって、設定がそこまでなかったのかもしれませんね。
『男はつらいよ』のドラマシリーズでは寅さんが死ぬ!?
このテレビドラマシリーズ版は、かなりの人気を得ました。
しかし、最終話でハブ酒を作ってひと儲けしようとした寅さんが、奄美大島にハブを取りに行って逆にハブに噛まれ、毒で死んだという結末でした。
『その終わり方は、ないだろう!!』と私たち映画に慣れているファンは、感じてしまうと思いますが、やっぱりパロディー感も脚本の段階では、イメージにあったのでしょうか!?
そう、案の定ですが、そこに視聴者から多数の抗議が殺到して、映画化につながって、世界最長本数のシリーズ映画として映画が続いたんですね〜!!
ある意味ですが、ドラマシリーズで、寅さんが死んでいなかったら映画化されていなかったのでしょうか!?
その名残惜しさが、人の心を動かしたかもしれませんね。
ちょっと気になるところですね〜笑
寅さんの両親や家族構成は!?
寅次郎と、さくらの兄妹に両親は出てきません。
寅次郎は、父、『車平造』が、芸者の『菊』との間に作った子供です。
さくらの父は、車平造で、母は、『菊』とは違う、別の母との間に作った子供で、寅次郎とは異母兄妹になります。
寅次郎の生い立ちとしては、母が家を放って出て行って行方をくらましてしまい、父親と暮らしていましたが、16歳の時に父親と大ゲンカをして、父親の団子屋である家を飛び出したという設定となっています。
そして、父親の車平造は、その後亡くなってしまい、団子屋の後を継いだのが、弟の車竜造の『おいちゃん』です。
ちなみに、さくらには、別の母と秀才の兄がいましたが、亡くなっており、伯父夫婦に育てられたという設定です。
血のつながりとして、一番近いのが、兄妹の寅さんということですね。
だからこそ、寅さんと、さくらさんとの絆がかなり深く、切ない気持ちにもさせてくれるお話なんです。
映画の最後の方に、失恋して、実家を出て行く時の、さくらさんが送っていく、寂しいシーンはいつ見ても心が痛みます。
その切ない感じもまたいいのかもしれませんね。
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今日のミライポインツ!!︎
今日は、寅さんについてのコラムでした。
寅さんは、小さい頃から見ていて、同じパターンでありながら、やっているとつい見てしまうというのが、『男はつらいよ』ですね〜!!
吉本新喜劇みたいなものでしょうか。笑
寅さんファンの方すいません。
ですが、当然、同じパターンでありながら、マドンナ役の有名な女優の方や、昔懐かしい綺麗な風景などそれ以外にも楽しい内容も含まれています。
さらには、見ていて、同じパターンだからこそ、なにか落ち着くというか、見ていて安心感があるというところがいいところなのではないでしょうか!?
元内閣総理大臣の小渕恵三氏や、昭和天皇、ちょっとびっくりなのが、北朝鮮の金日成や金正日も寅さんファンであったというのも有名です。
人気の要因の一つとしては、映画全体も素晴らしいですが、あの渥美清さんが、演じる三枚目で、寅さんのわかりやすい、率直な悪気のない明るい性格が、愛嬌たっぷりで愛さずにいられなく素晴らしいから、というところも大きな要因だと考えてしまいますね。
もはや、個人的には、映画ですが、実際にいた人物のように感じてしまいます。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた〜!!
新しい1日をミライグラフで!!
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