ミラメシ 鍋編③北陸石川名物『まつや とり野菜みそ鍋』DEクッキング

今日もミラグラ(Miraigraph)コラムを読んで頂きありがとうございます。マシュアです。

今回は、石川県で愛される郷土料理のお鍋の1つである、『まつや とり野菜みそ鍋』をご紹介します。

石川の地元の方にご紹介して頂き、北陸石川の豊富な海鮮料理と並んでご紹介したい料理です。

あぁ懐かしい!!!!

とり野菜みそとは?

『とり野菜みそ』とは、石川県で、古くから郷土料理として愛される『とり野菜みそ』という、お鍋などのもととなるお味噌です。

ちなみに上の写真は、とり野菜みそのピリ辛バージョンの『ピリ辛 とり野菜みそ』です。

江戸時代に、廻船問屋の松屋和平さんが、船乗りたちのために、野菜や肉、魚介類をたくさとれるようにと、調合考案された味噌です。

『とり野菜みそ』の『とり』とは、『鶏肉』の意味ではありません

『とりましょう』の意味で、『このみそで、野菜をたくさんとりましょう』という意味です。


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詳しくは、下記の内容から。

とり野菜みそが生まれた歴史

鍋といえば、まつやの「とり野菜みそ」と必ず名前が挙がるほど、石川県で親しまれている味噌鍋。その歴史は古く、ルーツは、江戸時代にまでさかのぼります。
まつや初代当主の松屋和平は、北前船の廻船問屋を営んでおりました。北前船の航海は長く過酷なものなので、体を壊してしまう船乗りが多かったようです。

── 厳しい航海を無事に乗り切るためには、船上で栄養価の高い食事を摂らせることが必要不可欠 ──

そこで、当主自ら考案し、調合したのが、現在の「とり野菜みそ」の基となった味噌でした。その味噌を使い、魚や野菜を入れて鍋で煮込んだところ、不足しがちな野菜もたっぷり摂れ、栄養のバランスも良いとり野菜みそは、船乗りたちに大変喜ばれたそうです。

商品名の「とり野菜みそ」の「とり」は鶏肉からではなく、野菜や栄養を摂るという意味からきている言葉であるということです。

まつや ホームページより

確かに、この鍋を食べれば、北陸石川の寒い冬を乗り切るために、元気がでますよね!!

『とり野菜みそ』鍋の味は!?

とり野菜みそ鍋の味は、みそのコクがあるにもかかわらず、さっぱりした優しいお味噌の味です。

ですので、白菜やにんじんなどの野菜や、肉にみそのダシが馴染んでも、たくさん食べられる味付けです。

さすが『野菜を摂りましょう!!』の名前の通りの『 とり野菜みそ』です!!

アツアツ、ハフハフ、体が温かくなって、汗をかいてたくさん食べられるのがこのお鍋の良いところなんです。

刺激や辛味のあるみそ味をという方には、『ピリ辛とり野菜みそ』がおすすめですよ。

辛いものが苦手な方でもピリ辛程度なので、お水やたくさんの野菜で調整出来るレベルです。

私も辛いのはそんなに得意ではないですが全然大丈夫なレベルです。

おすすめの具材は!?

オススメの具材は、普通の『とり野菜みそ』の鍋など、まつやさんのホームページに作り方にもあります。

私個人のおすすめの具材は…

お肉は豚です。できれば鳥とミックスでも!! まろやかなお味噌なので、少しこってりボリューミーにという方にはぜひ、豚肉ですね。

後から紹介しますが、実は、店舗で食べられる場所(とり野菜みそ まつや 桂店)もあり、当初、とり野菜の『とり』の意味が『鳥』と勘違いしていたので、鶏肉ばかりを頼んでいました。

また、お店のメニューも『とり野菜』『豚野菜』『牛野菜』とあったため、『とり野菜』以外は名物じゃないのかと思い込んでいました。

今回、肉も入れましたが、贅沢にも冷凍のシーフードミックスも入れました。

これが、海鮮のダシが出て非常におススメなんです!!

お店にはないのですが、石川県のとり野菜みそ まつや 桂店さん、ぜひ、海鮮もメニューに入れてください!!

この石川という、海の幸が素晴らしい土地で勿体なさ過ぎます!!

『とり野菜みそ』を使ってご自宅で作る場合は、海鮮も少しいれてみてもいかがでしょうか。

野菜は、白菜が少ない場合は、水気が出ますが、モヤシも合います。

ピリ辛味の場合は、ニラや、あげやお豆腐なども、おすすめですね。

お鍋のシメは?

とり野菜みそ鍋の〆はうどん

個人的にですが、〆(シメ)には、なんといっても、おうどんです。

店舗では、ラーメン・そばなどのほかの麺も用意されています。

個人的には、うどんは、お店と同じように、出来れば柔らかめのコシのないツルツル系のうどんの方が、味が染みて美味しいです。

ごはんと一緒に食べないのであれば、雑炊も良いですよ。

『とり野菜 ぞうすい』のもとまで販売されていたりするぐらいですからね。

 

まつやの本社と飲食店舗について

  • 『まつや 本店』

とり野菜みそなどの商品を製造販売されています。商品の販売と、工場ですね。

昔は、下の桂店のようにレストランで、飲食店舗もありましたが現在は製造に力を入れられるため現在は閉店されてありません。

住所: 〒929-1171 石川県かほく市木津ハ14−2

TEL: 076-285-0095

  • 『とり野菜みそ まつや 桂店』

とり野菜みそ鍋などを食べられる飲食店舗です

石川の地元のかたは、鍋はとり野菜の確率が高いらしいのでほとんど家で食べられるため、お客や接待などの時には、郷土料理の紹介として食べにこられるそうです。

私もお客さんにご紹介して頂きました。

こちらでは、お昼から、ほとんどの人が鍋を食べられています。最初は驚きました。笑

嬉しいのが、1人鍋用も普通に用意されています。

カウンターで、1人鍋の方もかなり多いのでひとり旅の方もお気軽に入れますよ‼︎

定番は、野菜と肉とごはんからの、〆にうどんなどの麺類ですかね。

普通に、仕事中の接待なのかなんなのかわかりませんが、仕事着の人がお昼からお酒を飲みながらお鍋を楽しまれている方もおられます。笑

そりゃあ、ビールが飲みたくなります!!

住所: 〒920-0334 石川県金沢市桂町イ32−4

TEL: 076-268-8174

 

通な食べ方!!『とり野菜鍋』だけじゃない!! 『焼き!? とり白菜鍋』もおすすめ!!

とり野菜のまつやの作り方レシピの一つにもありますが、とり野菜みそを入れて『ちゃんちゃん焼き風』にしてもおすすめです。

ただ、さらにもっと『焼き』にこだわった食べ方として、有名なお店としては、まつやさんではなく、さぶろうべいさんのお店が、おすすめです。

こちらは、『とり野菜』ではなく、『とり白菜』なんです。

そして、味付けもみそではなく、お醤油で、メインの肉は『鶏肉』ですね。

パクリという訳ではなく、創業60年をこえるお店で、『とり野菜鍋』とはまた、別の食べ物・食べ方と考えてください。

スープなしで、鍋で水気が少なくなるまで、白菜と親鶏をじっくり焼いて、すき焼きのように、生卵を秘伝の醤油につけて食べます。

こちらでは、とり皮もおすすめですのでぜひ、ご一緒に頼んでくださいね。

こちらも、おすすめです。『とり野菜』を食べられたことがあるかたは、『とり白菜』も!!

どちらもないというかたは、どちらも食べて頂きたいです。

ただ、こちらもそうですが、お鍋に海鮮がない!! 『なんでやねん!! もったいない!! 』と正直つっこみたくなりますが。笑

出張で行っていたときもよく地元の方にも話ましたが、北陸の方は、肉が食べたいのかわかりませんが、美味しい海鮮を食べ過ぎて、麻痺されています。笑

とり白菜 さぶろうべい 本店

住所: 〒929-1215 石川県かほく市高松丁42

TEL:  076-281-0529

とり白菜 さぶろうべい 藤江店

住所: 〒920-0345 石川県金沢市藤江北4丁目472

TEL:  076-266-1555

 

今日のミライポインツ

数年前まで、北陸へは仕事で月に約二週間は、滞在していたので、いつものように食べていましたが、離れて久しぶりに食べると、また近いうちに食べたくなりました。

お店の場合、お昼間のランチで、仕事中ということもあって、お酒も飲めませんし、がっつりとまでは食べられなかったので、美味しいですが、いつも観光や、地元の方がゆっくり食べているのをみると羨ましいなぁとよく思っていました。

今回、自宅作ってみましたが、具材も好きなものを入れられる上に、お酒も飲めて、味の再現も簡単に出来るので、『これはこれで全然イケるー‼︎ 』という感想でした。

石川県の海鮮を入れられないのは残念でしたが。笑

ぜひぜひ、皆さまも、ご自宅で石川郷土料理を食べてプチトリップ体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、美味しい料理コラムを、『今日もミラグラ(Miraigraph)で』お楽しみに!!

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