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1月30日 今日は何の日!?
1982年のこの、1月30日は、世界初のコンピュータウイルス「エルク・クローナ」が作られた日です。
今日は、コンピューターウィルスの歴史などについてのコラムです。
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コンピューターウィルスとは!?
最近はウィルスソフトや、パソコンメーカの努力もあり、少なくなりましたが、コンピューターウィルスに悩まされた人も多くいらっしゃったと思います。
ただ、現代にももっと高度なウィルスやワームと呼ばれる、コンピューターに害を与えるようなものが実は多く存在しています。
コンピュータウイルスとは、マルウェアと呼ばれる、いわゆる、コンピュータに被害をもたらすプログラムの中の一種です。
ここで、混同しそうなのが、ワームですが、それとは違い、『ウィルス』は、自立せず、動的に活動せず、プログラムファイルからプログラムファイルへと静的に感染するものを指します。
ワームとは、独立したプログラムのことで、自身を複製して他のシステムに拡散する性質を持ったマルウェアのことです。
宿主となるファイルを必要としない点で、狭義のコンピュータウイルスとは区別されます。
ここでいう、ウィルスとワームも区別してご説明・ご紹介します。
しかし、ネットワークを介して他のコンピュータに伝染していく点では共通しており、同一視されることもあります。
ちなみに、初のワームは、ウィルスより早い、1970年代にはCreeperと呼ばれるARPANET上で確認されています。
昔から、ウィルスのようなものを考えつく人というのは、早くから存在していたんですね。
逆に頭の良さに関心してしまいます。
世界初のコンピューターウィルスとは!?
現代のいわゆる、世界初のコンピューターウィルスは、1982年に開発・作成されましたが、その前より、実はその概念や名前は存在しました。
まずは、SF小説の空想上でしたが、1972年にデイヴィッド・ジェロルドによる『 H・A・R・L・I・E』 において、「ウイルス」プログラムと、それに対抗する「ワクチン」プログラムが登場しています。
そこから、研究論文や、ゲームなどでも登場していましたが、いわゆる現代のウィルスは存在しませんでした。
そして、ついに1982年に当時15歳のピッツバーグの高校生であった、リッチ・スクレンタが、世界初のコンピュータウイルス「エルク・クローナ」を作成します。
これは、Apple IIにのみ感染するものでしたが、一般的にパーソナルコンピューターが普及し始めた頃に、すぐにウィルスを作ったのが、高校生であったのは、本当にびっくりです。
そして、IBM PCに感染する初のウイルスを作成したのは、1986年にパキスタンのコンピューター店を経営する、プログラマーのアムジャット兄弟が、不正コピー防止を訴えるために「Brain」を作製したものが、初のIBM PCのウィルスとされています。
これらの、1980年代初期のウイルスは、単に自らのコピーを複製し、フロッピーディスクなどを媒介し、コンピュータ間に感染するだけで、メッセージを表示して利用者を驚かせる程度の無害なものがほとんどでした。
しかし、1980年代後半より、凶悪なものが広くはびこるようになり、これらが、現実的な被害をもたらす原因になりはじめたとされています。
この頃より、インターネットや様々な通信も始まり、ウィルスやワームの存在が大きく拡大し今に至っています。
今日のミライポインツ!!︎
今日は、コンピューターウィルスについてのコラムでした。
これまで、コンピューターウィルスについての歴史を書いてきましたが、続きとして、1990年頃は、まさにコンピューターウィルスが、戦争にも使われる時代になったという記憶が良く残っています。
1991年の湾岸戦争において、アメリカ軍は空爆に先立ち、イラク軍のネットワークにウイルスを侵入させて防空システムを麻痺させたということです。
今では、これらのウィルスだけでなく、情報を盗み取りあうようなスパイウェアなど、私たちの知らない間や、見えない間に、つねに攻撃を受けている時代となってしまいました。
昔は、被害が大きく目に見えていたこともありましたが、『見えない・知らない間に問題になっていた!!』、というのもこわいものです。
これからの時代はどうなっていくのでしょうかね〜。
今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。
それではまた
新しい1日をミライグラフで!!