4月19日は地図の日『今日というミライグラフ』

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4月19日は地図の日 by Wikipedia commons

4月19日 今日は何の日!?

4月19日は、地図の日です。

寛政12年閏のこの日4月19日(1800年6月11日)に伊能忠敬が蝦夷地(現在の北海道)の測量を行うために江戸を出発した最初の1日目から制定されました。

何がすごかった日なの!?︎

伊能忠敬といえば、最初に日本地図を歩いて測量し作った人で有名です。

約200年以上前に、なんと、約21年間をかけて、歩測(歩いて測量する技術)で、作った当時としても、現在考えても壮大な国家プロジェクトであったことは間違いありません。

また、現代の地図の比較しても、ほぼ正確・精密な地図でした。

また、実は、開始してから18年後の1818年に伊能忠敬は、完成を前に、亡くなり弟子が後を継いで、1821年に完成されました。

伊能忠敬が亡くなった際は、幕府には喪は伏せられ、弟子たちより『大日本沿海輿地全図』の完成と共に幕府に提出されたそうです。

 

合わせて知りたいポインツ!!︎

この地図は、現在はあまりにも有名で、地図の基礎のようにもなっておりますが、元は、諸外国からの戦争による攻撃を防ぐために、日本の精密な地図を作った、当時の日本の秘密事項であり、伊能図は幕府の秘蔵品でした。

ところが、『シーボルト事件』という、オランダ人医師のシーボルトに、高橋景保(伊能の師匠の息子で弟子。最後に地図を仕上げた一人)が伊能図を贈ってしまったことにより、伊能図は海外へ流出します。

高橋はそれにより捕らえられ獄死となりますが、オランダに帰ったシーボルトがその伊能図を調査し、自らの書籍に刊行したことにより、ヨーロッパでも精密な地図として認識されました。

また、開国後の1961年にイギリス海軍が測量に日本に来航した際、当時、まだ日本の鎖国意識が強く幕府からも阻止させようとしていた時、この伊能図をみて、その精密さをみて驚き帰国したというエピソードもあります。

当時の日本は、鎖国していたこともあり、海外からはまだまだ測量技術の発展がない国と思われていたんでしょうね。

昔から、日本人の精密や正確さというのは本当に凄かったということがよくわかりますね。

 

今日のミライポインツ!!︎

今日は、地図の日ということで、初めての日本地図についてのコラムでした。

伊能忠敬については、歴史で学びますが、地図が世界を驚かせたということもすごいことですが、歩いて測量したこと自体があまりにも凄すぎます。

日本という国は、世界の中ではあまり大きい方ではないかもしれませんが日本を一周するだけでもすごい距離でさらには測量をし完成したことに驚きです。

また、亡くなったのは、なんと73歳です。

当時の平均年齢はもっと低かったと思いますが、この高齢で測量し続けた体力と想いは日本の財産であり、素晴らしい仕事としか言えませんね。

今日の毎日の記念日は何の日か、スピーチや、朝礼の話のネタなどにお使いください。

それではまた〜!!
新しい1日をミライグラフで!!

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